画像生成AIはここまで進化した!「ティッシュ箱に頭を突っ込む猫」プロンプトで見る1年間の軌跡

「「あれ!?前が見えないニャー!💦」ティッシュ箱の罠にハマったおてんばキジトラちゃん🤣🐾 浮いた後ろ足とピンクの肉球がたまらん💕 #猫のいる暮らし #おもしろ猫画像 #キジ白」Ultra-realistic high-quality photograph of a curious brown tabby and white kitten with its entire head completely stuck inside a modern blue and white tissue box on a soft light gray carpet. The kitten\'s face is hidden, its back is arched in a surprised pose with hind legs flailing in the air and one front paw raised revealing cute pink toe beans. A single tissue sticks out beside its neck, set against a warmly blurred background of a cozy living room. 柔らかな自然光が差し込むリビングのライトグレーのカーペット上で、青と白のモダンな柄のティッシュ箱の開口部に頭をすっぽり突っ込んでしまったキジトラ白(白足袋)の子猫。顔は完全に見えず、驚いて背中を高く丸め、後脚を宙に浮かせたアクロバティックでユーモラスなポーズをとっている。高く上がった前脚からは愛らしいピンクの肉球が覗き、首元からはティッシュが1枚はみ出している。背景には木製テーブルやソファが温かなボケ味で美しく描写された高品質な写真

画像生成AIの進化スピード、早すぎませんか?

ついこの間まで「指の数がおかしい」「物理法則を無視している」と笑っていたのが嘘のように、今ではプロのカメラマンが撮ったような写真がものの数秒で生成できるようになりました。

今回は、この1年間で、GoogleGeminiの「プロンプト(指示文)の理解力」と「物理的整合性の表現力」がどれほど向上したのか、ある一つの同じプロンプトを過去から現在まで入力し続けて比較してみました。

今回検証に使用した、かなり意地悪で複雑なプロンプトはこちらです。

【入力したプロンプト】

A photorealistic high-resolution horizontal image of a curious kitten with its entire head fully inserted vertically into the narrow opening of a modern rectangular tissue box, so that only the neck and body are visible and the face is completely hidden. The kitten’s back is arched in a surprised pose, hind legs flailing slightly for balance, one front paw raised midair and the other bracing against a soft light gray carpet. A single tissue sticks out beside its neck. Warm indoor lighting, shallow depth of field.

(日本語訳)

現代的な長方形のティッシュ箱の狭い開口部に、好奇心旺盛な子猫が頭を垂直にすっぽりと突っ込み、顔が完全に隠れて首と胴体だけが見えている高解像度の実写風水平画像。子猫は驚いて背中を丸め、バランスを取るために後ろ足を少しバタつかせ、片方の前足を空中に上げ、もう片方の前足を柔らかい明るいグレーのカーペットに踏ん張っている。首の横からティッシュが1枚はみ出している。暖かい室内の照明、浅い被写界深度。

「頭は箱の中」「顔は見えない」「後ろ足は宙に浮く」「片方の前足は上げて、もう片方は踏ん張る」など、ポーズの指定をかなり細かく行っています。

元々は、子猫のいたずらシーンのプロンプト集で取り上げようと思って作ったものでしたが、思いのほか破綻がひどかったので断念したシーンです。

それでは、この難題に対するAIの1年間の奮闘をご覧ください!

⚠️はじめにご確認ください
  • 最新情報について:この記事は2026年12月時点の情報・AIモデルをもとに執筆しています。今後のアップデートにより、機能や生成結果が変わる可能性があります。
  • 画像について:本記事の画像は、実在しないAI生成イメージです。
  • プロンプトについて:紹介したプロンプト(指示文)は、全く同一の画像が生成されることを保証するものではありません。AIとの一期一会の出会いをお楽しみいただき、ご参考としてお使いください。
INDEX

第1形態:約1年前(PRO2.5時代)の「大いなる破綻」

まずは1年ほど前の2025年夏頃に作成した「Generating Image」(Gemini自体のバージョンはPRO2.5)時代の画像です。

「イリュージョン大成功!?🪄✨ 箱と一体化しながら魅惑のピンク肉球をアピールする茶トラちゃん🐾💕 #猫の肉球 #AI画像の不思議 #茶トラ」Ultra-realistic high-quality photograph of a ginger tabby kitten seemingly passing completely through a vertically standing tissue box. The kitten's face is hidden at the bottom, while its back arches playfully and one front paw is raised high, showing off adorable pink toe beans, set against a softly blurred, warm beige indoor background. 縦に置かれたスリムなデザインのティッシュボックスに、体がすっぽりと貫通するように入り込んでしまった茶トラの子猫。顔は箱の下部に隠れて耳だけが覗き、見事なアーチを描く背中とともに、左前脚を高く上げてピンク色の可愛らしい肉球を見せつけている。背景は温かみのあるベージュトーンでぼかされており、物理法則を無視したようなAIならではのシュールでユーモラスな情景

…どうしてそうなった???

ティッシュ箱がなぜか縦にそびえ立ち、子猫の下半身が箱を貫通(もしくは箱と融合)しています。

前足なのか後ろ足なのか分からない足が不自然な角度で生えており、まさに「AIの描く悪夢」といった仕上がりです。

「ティッシュ箱」「猫」「カーペット」という単語の要素は拾えていますが、空間認識や物理法則は完全に崩壊しています。

当時のGeminiにとって、この複雑なポーズの指定はキャパオーバーだったことがよく分かります。

これでも、Geminiはまだ猫の部位の破綻が他のAIよりも少ないほうでした。

第2形態:過渡期(NanoBananaエンジン導入直後)の「惜しい!」

続いて、画像生成エンジンが新世代の「NanoBanana」へと移行して間もない頃の出力結果です。

「「ねぇねぇ、そこから何が見えるの?🤭」ティッシュ箱の横にすっぽりお顔を隠しちゃったお茶目な茶トラちゃん🧡✨ #猫のいる暮らし #茶トラ子猫 #いたずら猫」Ultra-realistic high-quality photograph of a curious ginger tabby kitten with its face completely hidden against the side of a wooden tissue box on a soft light gray carpet. The kitten's fluffy orange coat, distinctive stripes, and a single white tissue sticking out from near its head are illuminated by warm indoor lighting with a shallow depth of field. 柔らかな光が差し込む室内の明るいグレーのカーペットの上で、木製のティッシュボックスの側面に顔を完全にうずめている茶トラの子猫。顔は見えず、ふかふかとしたオレンジ色の被毛と美しい縞模様の背中、丸みを帯びたお尻と尻尾だけが見えている。顔と箱の間からは白いティッシュペーパーが1枚飛び出しており、好奇心旺盛な子猫のいたずらな瞬間を捉えた、暖かみのある構図の写真

おっ、かなり写真らしくなりました!

破綻がなくなり、子猫の毛並みや木の質感も素晴らしいです。

しかし、プロンプトの再現度という点ではどうでしょうか。

「ティッシュ箱の上部の開口部に垂直に頭を突っ込む」という指示に対し、AIは「箱の横から顔を押し付ける」という解釈をしてしまいました。

「顔が見えない」

「前足を片方上げて踏ん張る」

という細かい指示も無視されています。

画像としては綺麗ですが、「複雑な文章を正確に読み解いて構図を作る」という点では、まだ発展途上といった印象です。

最終形態:2026年8月現在の「完璧なる理解」

そして最後に、本日(2026年8月12日)。

画像生成エンジンは「Nano Banana 2」にバージョンが上がっています。

果たして結果は、、、

「「この中に絶対何かいるニャ!」ティッシュ箱に全力ダイブする白足袋茶トラちゃんが大パニックでお尻浮いてる🤣🤍 #猫のいる生活 #おもしろ猫 #子猫の好奇心」Ultra-realistic high-quality horizontal photograph of a curious ginger and white kitten with its entire head inserted vertically into the narrow opening of a patterned tissue box. The kitten's back is arched in surprise, hind legs flailing slightly in the air for balance, with a single tissue sticking out beside its neck, set against a beautifully blurred background of a warm, cozy living room. リビングルームの明るいグレーのカーペットの上で、お洒落な柄のティッシュボックスの取り出し口に顔を完全に突っ込んでいる茶トラ白(白足袋)の子猫。顔は見えず首から下だけが見えており、驚いたように背中を高く丸め、後脚をふわりと浮かせてバランスをとっているアクロバティックなポーズ。首元からはティッシュが1枚覗き、背景には木製のローテーブルやソファが温かみのあるボケ味で美しく描写されている

これです!!まさにこれ!!!!!👏👏👏

凄まじくないですか?プロンプトの指示との答え合わせをしてみましょう。

  • 長方形のティッシュ箱の開口部に頭を垂直に突っ込む:クリア!
  • 顔が完全に隠れている:クリア!
  • 背中を丸め、後ろ足を少しバタつかせて浮かせている:クリア!
  • 片方の前足が浮き、もう片方でカーペットを踏ん張る:クリア!
  • 首の横からティッシュがはみ出している:クリア!
  • 浅い被写界深度(背景ボケ):クリア!

かつてはティッシュ箱と融合するバグを生み出していたAIが、今やテキストのニュアンスを完璧に理解し、解剖学的にも物理的にも違和感のない、ダイナミックでユーモラスな一瞬を切り取ることができるようになりました。

足の指先の緊張感や、宙に浮いた時の毛のフワッとした質感まで見事に表現されています。

それでも、100%破綻が消えるわけではありません。側面に首を突っ込んだりするなどのトラブルの可能性はあります…

まとめ:AIは「描く」から「理解して構築する」次元へ

たった1年ほどの間に、画像生成AIは単に「綺麗な絵を生成する」だけでなく、「ユーザーの複雑な言語的意図を正確に空間にマッピングして構築する」という次元へと進化しました。

これから先、画像生成AIはどこまで進化するのでしょうか。もしかすると、来年の今頃はこのブログ記事のテキストすら自動で生成した画像付きの完璧なレイアウトで出力してくれるようになっているかもしれませんね(いや、もうすでに半分くらいそんな未来が来ていますが!)。

今後もAIの驚異的な進化の過程を追っていきたいと思います!

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この記事を書いた人

猫好き・旅好きでAI画像生成に夢中。地方をICTでつなぐサイト「たかみかん」を運営中。日常の小さなきらめきをすくいあげています。気づけば「猫、みかん、ICT」この3つで暮らしが回っています。

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