昼下がりの静かな部屋。
木の床にぺたりと体を預けて、黒白の子猫がひと休み。
耳はぴんと立っているのに、目はどこか遠くを見ているような、見ていないような。
焦点が合っているのかどうかも怪しいその表情は、眠気と油断が混ざった絶妙なバランス。
顔の模様は左右非対称で、左目のまわりだけ白く抜けている。
そのせいか、ちょっととぼけた印象が強まって、つい笑ってしまう。
前足はくるんと丸めて、鼻先はほんのりピンク。
レンガ調の壁紙が背景にあることで、なんだか室内の空気まで柔らかく感じられる。
猫がちょっと変な顔で寝ている午後は、世界がちょっとだけ優しくなる。
…起きてるけど、動く気はないにゃ

