猫が前足を挙げるとき、それは何かを訴えている…ような気がする。
今回集まった猫たちは、みんな「はい!」のポーズを披露してくれた。
キジトラは堂々と、黒猫は影のように、白猫はふわっと、三毛猫は気まぐれに。
それぞれの挙手には、それぞれの事情があるらしい。
「おやつの時間では?」
「窓際の席、空いてますか?」
「ちょっとだけ異議ありです」
など、猫たちの声が聞こえてきそうな瞬間ばかり。
中には、何も言わずに手だけ挙げている猫もいる。
理由はわからない。
たぶん本人もわかっていない。
だけど、挙げた手には確かな意志がある。
たとえそれが寝ぼけていても、毛づくろいの途中でも、猫は猫なりに何かを伝えているのかもしれない。
今回の写真シリーズでは、そんな「はい!」の瞬間を集めました。




猫たちの手が挙がるたび、ちょっとした会話が始まるような気がします。

