熱帯雨林の奥深く、轟音を響かせながら流れ落ちる滝の前に、一匹のオシキャットが姿を現した。
黄金色の瞳は水しぶきの向こうを鋭く見据え、斑点模様の毛並みは湿った光を受けて輝いている。
巨大な葉が左右から覆いかぶさり、緑の舞台を形づくる中で、その小さな身体は不思議な存在感を放っていた。
足元の土は濡れ、葉の表面には無数の水滴が光を反射している。
滝の白と森の深緑が交差する場所に立つその姿は、野生の記憶を呼び覚ますようであり、同時に人の心に静かな勇気を与えてくれる。
自然の力強さと猫のしなやかさが重なり合い、ひとつの物語が紡がれていく。
オシキャットはただそこにいるだけで、森の守護者のように風景を引き締め、訪れる者に「ここは生き物たちの楽園である」と告げているかのようだった。
この滝の音、ぼくの鼓動と同じリズムなんだ。

