ちょこんと立ち上がったマンチカンは、短い足をしっかりと床につけ、胸の前で前足をそっと揃えている。
小さな体に似合わぬほど真剣な眼差しで、部屋の奥をじっと見つめる姿は、好奇心と勇気の入り混じった小さな冒険者のようだ。
柔らかな光がカーテン越しに差し込み、毛並みの縞模様をやさしく照らし出す。
ソファの影や窓辺の明るさが背景に溶け込み、日常の一コマが不思議と特別な瞬間へと変わっていく。
見慣れたリビングも、この子にとっては広大な世界。
どこからか聞こえる小さな物音に耳をぴんと立て、黄金色の瞳をさらに大きく見開く。
何かを探しているのか、それともただ風の匂いを感じているのか。
理由はわからなくても、その姿を見ているだけで心が和み、こちらまで背筋を伸ばしたくなる。
小さな立ち姿には、日常を新鮮に切り取る力が宿っている。
えっと…おやつはあっちかな?

