朝の空気がまだ柔らかい時間。
カーペットの上で、お母さん猫が静かに体を横たえている。
背中には、2匹の子猫が乗っている。
白黒の子は好奇心いっぱいで前足を踏ん張り、タビーの子は、少し高い場所から部屋を見渡している。
お母さん猫は、何も言わずにその重みを受け止めている。
子猫たちがどんな体勢でも、どんな気分でも、背中はいつでも空いている。
鳴き声もなく、まぶたも動かさず、ただその場にいるだけで、子猫たちにとっては十分な安心になる。
この家の朝は、いつもこんなふうに始まる。
誰かが守ってくれているという感覚が、言葉よりも先に伝わる。
背中の上で、子猫たちはそれぞれの世界を見ている。
でも、どこかでちゃんとつながっている。
そんな静かな絆が、今日もまたひとつ積み重なっていく。
タビー子猫:ママの背中って、見晴らしがいいニャ!
白黒子猫:ここ、あったかいから動かないよ
母猫:はいはい、好きにしなさい

