飛行機の座席にちょこんと並んだ二匹の猫。
キジトラトラは真剣な表情でシートベルトの金具を前足で押さえ、灰色の猫は隣でしっかりとベルトを支えている。
二匹の視線は一点に集中し、息を合わせるように「せーの」と力を込めると、金具がカチッと音を立ててはまった。
思わず顔を見合わせて「できた!」と目を輝かせる二匹。
普段はおっとりしている灰色の猫も、この瞬間ばかりは頼もしい相棒だ。
茶トラは胸を張り、灰色は小さく尻尾を揺らして満足げ。
客室の窓から差し込む光が二匹の毛並みを柔らかく照らし、旅の始まりを祝福しているようだ。
人間のように見える仕草に思わず笑みがこぼれるが、そこには確かに「一緒にやればできる」という小さな達成感があった。
飛行機はまだ動き出していないのに、二匹の冒険はすでに始まっている。
キジトラ:よし、ここを押さえてて!
グレー:わかった、カチッて音がするまで一緒にやろう!

