フェリーのデッキに腰を下ろした親子猫は、静かに広がる海を眺めていました。
沈みゆく太陽が水面に黄金色の道を描き、波の音が心地よいリズムを刻みます。
大きな背中をした親猫の隣で、子猫は目を輝かせながら水平線を見つめていました。
「ねえ、あの光の道の先には何があるの?」
と子猫が問いかけます。
親猫は少し笑みを浮かべて、「未来が待っているわよ」と答えました。
子猫は小さな前足を揺らしながら、「ぼくも行ってみたいな」とつぶやきます。
「きっと行けるわ。今はこうして景色を覚えておきましょう」と親猫は優しく言葉を重ねました。
夕焼けに包まれたデッキの上で、二匹は寄り添いながら静かな時間を共有します。
旅の途中に見つけたこのひとときは、親子にとって忘れられない宝物になるでしょう。
子猫:ねえ、お母さん。海って、どこまで続いてるの?
母猫:ずっとずっと遠くまで。見えなくても、まだその先に広がっているのよ

