静寂に包まれた夜の庭、コスモスやデイジーが咲き乱れる花畑は、小さな命の狩り場へと変貌します。
暗紺色の夜空の下、立ち込める夜露の匂い。
その静寂を切り裂いて、一匹の小さな影が空中に放たれました。生後わずか2ヶ月の、キジ白の猫です。
まずは、顔や胸元、そして足先に白い部分が多い一匹が動きました。
草むらに低く身を構え、獲物一点に狙いを定めると、一気に地面を蹴り上げました。
重力を置き去りにして宙を舞うその姿は、小さなハンターそのものです。
四本の足は限界まで前後に伸ばされ、ピンク色の肉球を夜露に晒しながら空を掴みます。

そのすぐ後を追うように、あるいは異なる瞬間を描くように、もう一匹のキジ白が続きます。
こちらはキジトラ模様が全体により濃く出ている子です。
ギュッと閉じた口元、そして狙った獲物から決して視線を外さない鋭い瞳。

生後2ヶ月ですが、その一瞬の躍動は立派な捕食者の本能をむき出しにしています。
遊びの延長でありながら、そこには生きる意志が真っ直ぐに込められています。
色とりどりの花々の上を滑空する二匹の小さなハンター。
その真剣な意志とダイナミックな瞬間を、ここに記録しました。
