秋の庭は、夕陽の金色に包まれていた。
落ち葉がカサリと音を立て、空気にはほんのり甘い土と枯葉の香りが漂う。
その中央に、堂々と腰を下ろす一匹のメインクーン。
ふわりと広がる長い毛並みは、夕陽の光を受けて琥珀色に輝き、王のマントのようだ。
足元には三つの大きなパンプキンが並び、玉座を守る家臣のように静かに佇んでいる。
猫はゆっくりと瞬きをし、遠くの森を見つめていた。
こには、まだ見ぬ季節の気配が潜んでいるのかもしれない。
風が吹くたび、落ち葉が舞い上がり、黄金色の光の粒が空中を漂う。
時間が止まったようなその瞬間、庭は小さな王国となり、この猫こそがその主であることを、誰もが疑わなかった。
ここは私の王国だ。パンプキンたちも、ちゃんと敬礼しているだろう?

