夏の午後、ひまわり畑は黄金色の海のように揺れていた。
背の高い花々の間を、ひときわ小さな影が駆け抜ける。
茶トラのスコティッシュフォールド、名前は「マロン」。
折れた耳を風に揺らし、瞳はまっすぐ前を見据えている。
狙うのは、花の向こうに舞う一匹の蝶。
地面を蹴った瞬間、マロンの体はふわりと宙に浮き、前足を大きく広げた。
太陽の光が毛並みを金色に染め、ひまわりの花びらがその跳躍を祝福するかのようにきらめく。
空中で一瞬、時間が止まったように感じた。
着地の瞬間、蝶はもう遠くへ飛び去っていたけれど、マロンの顔には満足げな笑みが浮かんでいた。
ひまわり畑の真ん中で、夏の思い出がひとつ増えた瞬間だった。
見た?これが“夏の必殺ジャンプ”だニャ!

