昼下がりのリビング。
木の棚の上で、ひときわ存在感を放つのは、左目にグレーのパッチを持つ猫・テンちゃん。
お気に入りの場所に陣取り、下界を見下ろすその姿は、まるで王様のよう…
…と言いたいところだけど、テンちゃんはただのんびりしたいだけ。
ここ、風通しもいいし、誰も邪魔しないし、最高なんだよね

とテンちゃん。
下の棚では、弟分のミミがカラフルな折り紙をいじりながら、
「テン兄、またそこ? たまにはこっちで遊ぼうよ〜」
と声をかける。
「遊ぶのは午後のおやつのあとって決めてるんだ。ルールは守る主義なんでね」
とテンちゃんは涼しい顔。
ミミは「え〜、またそれ〜?」とぷくっと頬をふくらませる。
そんなやりとりを聞いていた飼い主は、そっとカメラを構える。
シャッター音にテンちゃんがちらりと目を向け、
「撮るならちゃんと光の角度、考えてよね」
と一言。
今日も棚の上は、静かで、ちょっとだけ偉そうで、でもなんだか愛おしい空間。
テンちゃん:この棚、予約制にしようかな
ミミ:テン兄、いつもそこにいるけど飽きないの?

