春の朝、三毛のスコティッシュフォールド・ミミは、いつもの桜並木にそっと腰を下ろしました。
この姿勢が落ち着くのか、背筋がすっと伸びて気持ちが整います。
ひらりと花びらが一枚落ちてきて、ミミの頭に触れました。
少しだけ瞬きをして、そのまま空を見上げます。
この場所は、ミミが子猫のころから心を寄せてきた特等席です。
人の足音が少し離れて聞こえる穏やかな朝は、ひと息つくのにぴったりです。
桜の枝が風に揺れるたび、足もとに淡いピンクの影が揺れます。
ミミはしっぽを軽く揺らし、静かな時間を味わいました。
やがて、小さな風が通り抜け、ミミの体にやさしく触れました。
春の香りが混ざった空気が心地よく、ミミは目を細めます。
この場所で過ごす時間が続くといい、とそんな気持ちが胸に広がっていきました。
花びらがまたひとつ落ちて、ミミの鼻先に触れます。
ミミはふんわりと息を吐き、ゆっくり立ち上がりました。
今日も良い一日になる予感がしています。静かな桜の下、ミミは軽やかな足取りで歩き出しました。
今日、いいこと起きそうな予感がするんだよね

