生成AIの子猫は、なぜ香箱座りで眠りがちだったのか

⚠️あらかじめご了承ください

この記事は2026年2月28日時点の情報・AIモデルをもとに執筆しています。今後のアップデートにより、機能や生成結果が変わる可能性があります。

【閲覧にあたっての注意点】

  • 画像の再現性と一貫性について:本記事の画像は、実在しないAI生成イメージです。実在の猫の目の色や個体差を示すものではありません。
  • プロンプトについて:紹介したプロンプトは、全く同一の画像の生成を保証するものではありません。ご参考までにお使いください。

半年ほど前、DALL·Eで

「子猫が何匹かで眠っている画像」

を何度も生成していた時、ふと気付いたことがありました。

それは——

やけに香箱座りで寝ている子猫が多い

という違和感です。

寝転がるでもなく、仰向けでもなく、前足の上にちょこんと頭を乗せた「休憩中」のような姿勢。

1匹ならまだしも、複数匹そろってこの姿勢になると、

「お布団でぬくぬく…でも全員「香箱座り」!?😳 AI特有の“姿勢が良すぎる”寝相に注目🐾💤」Four kittens of different colors sleeping side-by-side under a beige duvet. Unusual for sleeping kittens, they all maintain a perfect "loaf" position with paws tucked under, highlighting a common AI generation quirk. ベージュの布団の下で一列に並んで眠る4匹の子猫(茶トラ、グレー、キジトラ、三毛)。子猫には珍しく、全員が前足をきっちり畳んだ「香箱座り」の姿勢で眠っており、AI生成画像特有の癖が見られる
布団の下に4匹の子猫が一列に並んでいます。眠っているはずなのに、全員が前足をきっちりと畳んだ「香箱座り」の姿勢を崩しておらず、まるで置物のように整然としています(DALL・Eで生成)

「……あれ? 子猫ってこんなにお行儀よく寝るっけ?」

と、猫飼い・猫観察者ほど引っかかってしまいます。

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これは“偶然”ではありません

実はこの現象、当時の生成AIの特性がかなり素直に表れていました。

当時のDALL·Eでは、

構造的に安定した姿勢=正解

と判断されやすい傾向がありました。

香箱座りに近い姿勢は、

  • 手足の本数が破綻しにくい
  • 体のねじれが少ない
  • 顔の位置が安定する

という、AIにとって非常に「安全」な構図です。

一方で、実際の子猫がよくやる

  • お腹丸出し
  • 足があらぬ方向
  • 顔が埋まって見えない

といった姿勢は、人間には最高に可愛い反面、AIには破綻リスクの塊でした。

「sleeping」の解釈も影響していた

「枕の上でスヤスヤ…って、なんでそんなに姿勢がいいの?枕元の「香箱座り」トリオ、置物疑惑!?🐈✨」Three kittens (orange, tabby, and grey) sleeping on a white pillow. Despite being asleep, they maintain a rigid "cat loaf" posture instead of curling up or sprawling, characteristic of early AI-generated cat images. 白い枕の上で身を寄せ合って眠る3匹の子猫。リラックスして横になるのではなく、成猫のような「香箱座り」の姿勢を維持したまま眠る、AI生成特有の少し不自然な様子
白い枕の上で3匹の子猫がくっついて眠っています。こちらも完全に脱力するのではなく、お腹を地面につけた香箱座りのまま目を閉じており、緊張感が残っているようにも見えます(Copilotで生成)

当時のモデルでは、

sleeping = 目を閉じて、静止している

という意味合いが強く、「完全に脱力して崩れている状態」までは十分に表現できていなかった印象があります。

結果として、

起きている香箱座りに、目を閉じただけ

のような寝姿が量産されていたわけです。

複数匹になると、さらに香箱化する

「窓辺に並んだぬいぐるみ?🌿 全員ピッタリ「香箱座り」で寝る、AIならではのシュールな可愛さ💖」Four kittens sleeping in a row inside a wooden window planter box filled with moss. They are all performing the "cat loaf" sit while asleep, a pose rarely seen in real kittens who usually curl up. 苔の敷かれた窓辺の木製プランターの中で、一列に並んで眠る4匹の子猫。本来なら崩れるはずの寝姿が、全員整然とした「香箱座り」になっており、AIが学習した「猫=香箱座り」のバイアスを感じさせる
辺の苔が敷かれた木箱の中に、4匹の子猫がみちみちに詰まっています。ここでもやはり、全員が同じ方向を向いて綺麗な香箱座りをキープしたまま眠っています(DALL・Eで生成)

特に2匹、3匹、5匹と増えるほど、

  • 体が重なる
  • 足が隠れる
  • 顔同士が接触する

といった難易度が上がるため、AIは全員を「小さく・丸く・整列」させる方向へ逃げます。

その結果、

現実ではなかなか見ない、行儀の良すぎる子猫の集団睡眠

が完成します。

違和感に気付けるのは、強み

この違和感に気付いたということは、生成画像を「可愛い」で終わらせず、挙動として観察しているということでもあります。

今の生成AIは、だらしない寝相や、完全脱力の子猫もかなり自然に表現できるようになりました。

だからこそ、

「あの頃は、こうだったよね」

と振り返る視点は、生成AIを使いこなす上でも、とても価値があります。

子猫は今日も、現実でも生成画像でも、作業効率を静かに破壊し続けています。

それもまた、正しい進化なのかもしれません。

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この記事を書いた人

猫好き・旅好きでAI画像生成に夢中。地方をICTでつなぐサイト「たかみかん」を運営中。日常の小さなきらめきをすくいあげています。気づけば「猫、みかん、ICT」この3つで暮らしが回っています。

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