「ニ゛ャーッ💢」
朝の静けさを破る、ひときわ鋭い声。
リビングの隅で、灰色の縞模様をまとった子猫が、耳をピンと張り、口を大きく開けて叫んでいる。
誰に対して?
何に怒っている?
理由はわからないけれど、彼の世界ではきっと一大事。
ソファの陰に何か気配を感じたのか、あるいは昨日の夢の続きを思い出したのか。
猫の感情は、時に唐突で、時に深い。
この家のインテリアはシンプルで整っているけれど、彼の存在が加わるだけで、空間はぐっと生き生きとする。
威嚇のポーズも、彼にとっては自己表現のひとつ。
誰かに伝えたいことがあるのだろう。
そんな彼の一瞬を切り取ったこの写真。
静かな部屋に響く声と、張り詰めた空気。
だけど、次の瞬間には何事もなかったように毛づくろいを始めるかもしれない。
猫と暮らすということは、こうした感情の波を受け止めること。
今日もまた、彼の物語がひとつ増えた。
そこにいるの、わかってるんだからねっ!

