フローリングの上に、キジトラ模様の小さな「開き」が落ちていました。
真上からカメラを構えて見下ろすと、頭から尻尾の先まで一直線。
前後左右の短い足が外側に伸びきり、見事な「大」の字を描いているのがよくわかります。
少しひんやりとする滑らかな木の床の感触が心地よいのか、柔らかいお腹をぴったりと密着させて体温を調節しているようです。
背中から四肢へと続くくっきりとした黒と茶色の縞模様は、規則正しい寝息に合わせてわずかに上下しています。
爪先まで完全に脱力しきった、床と完全に同化した見事な寝相です。
お腹の熱、床に逃がし中……ここは僕の専用冷却マット……

視線を床すれすれまで下げて、真正面から寝顔を観察してみました。
顎の先までしっかりとフローリングにつけ、両前足を前に向かってまっすぐ突き出したいわゆる「スーパーマン」のポーズで熟睡しています。
重力に逆らうことを完全に放棄した結果、丸い頬のお肉が床に押し付けられて少し横に平たく広がっています。ギュッと固く閉じられたまぶたと、呼吸に合わせて微かに動く小さな鼻先。
長いひげは床に触れて曲がっていますが、本人は全く気にする素振りを見せません。
ただひたすらに深い眠りへと沈み込む、静かで無防備な時間の記録です。
スヤァ……床にほっぺたピタッてするの最高……起きる予定は未定……

