高い棚の端っこに、小さな影。
よく見ると、緊張と好奇心が入り混じった表情の子猫。
よし…ここまで来たぞ!

前足の爪をぎゅっと食い込ませ、後ろ足は宙ぶらりん。
耳はぺたんと後ろに伏せられ、瞳はまんまるに見開かれている。
高い棚の端にたどり着いた小さな探検家は前足で縁をぎゅっと掴み、胸を張って景色を見下ろす。
まだ余裕の笑み
…のはずだった。
あれ…降り方って…?

余裕の表情はみるみる消え、耳はぺたん、瞳はまんまる。
後ろ足は宙ぶらりん。
助けを呼ぶか、自力で飛び降りるか…小さな心臓はドキドキ全開。
ほんの少し前まで、ただ上を目指してよじ登っていただけ。
だけど、気がつけば足場はなく、残されたのはこの細い棚の縁だけ。
「どうしてこんなところに?」と声をかけたくなるけれど、きっとこの子はそれどころじゃない。
誰かがそっと抱き上げるか、自分で勇気を出して飛び降りるか。
小さな冒険の結末や、いかに。
