赤い湯たんぽをぎゅっと抱きしめて、オレンジと白の猫はすやすやと眠っています。
小さな胸が上下するたびに、柔らかな毛並みがあたたかな光を受けてきらめき、部屋全体にやさしい空気が広がっていきます。
寒さを忘れるほどの安心感に包まれ、夢の中ではきっとお気に入りの毛糸玉や、窓辺に差し込む朝の光と遊んでいるのでしょう。
湯たんぽの赤は、猫の心臓の鼓動と重なり、静かな夜をより深く、穏やかに染めています。
見ているだけでこちらまで眠気を誘われ、気づけば同じリズムで呼吸を合わせてしまう。
そんな不思議な力を持ったひとときです。
猫にとってはただの休息でも、人にとっては心を温める物語のワンシーン。
小さな寝息が、暮らしの中に灯るやわらかな灯火のように感じられます。
このぬくもり、ぜったい渡さないんだから…すぴー…

