カーペットの上で小さな体を丸め、安心しきった寝息を立てる子猫。
外の世界の音も光も届かない、ひとりだけの静かな時間。
柔らかな毛並みがカーペットに溶け込み、温もりがじんわり広がっていく。
眠りの中で夢を追いかけているのか、時折ぴくりと耳が動く。
見守る側はただその存在に心を預け、時間がゆっくりと流れていくのを感じる。
ふわふわの雲に乗ってる気分…すぅ…

小さなまぶたが少しだけ持ち上がり、光が差し込む。
夢と現実の境目で、子猫はぼんやりと頭を上げる。
まだ眠気が残っているのか、体は丸いまま。
ほんの一瞬の覚醒が、日常の中に小さなドラマを生み出す。
柔らかな毛並みに光が当たり、目の奥にきらめきが宿る。
再び眠りに落ちるのか、それとも次の動きへ進むのか、わずかな仕草が物語をつないでいく。
ん…? もう朝なのかな…

首をかしげ、周囲をじっと見渡す子猫。
耳がぴんと立ち、好奇心が全身に広がっている。
眠りから覚めたばかりの柔らかな表情に、探検心が芽生える瞬間。
部屋の空気や小さな物音を確かめるように、黄金色の瞳がきらりと揺れる。
ふむふむ…異常なし、また寝よっと

けれどもその視線の先に特別なものはなく、やがて安心したように体を丸め直す。
日常のリズムは再び眠りへと戻っていく。

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