午後の静けさが部屋を包むころ、彼はやってくる。
ふわふわの毛並みをなびかせ、堂々とした足取りでお気に入りの場所へ。
そこは、陽だまりがちょうどいい具合に広がる、ふかふかのカーペットの上。
「今日もいい感じだニャ…」
とつぶやきながら、前足をぐーんと伸ばして、すやすやモードに突入。
彼の名前はチャイ。
寝ることにかけては右に出る者なし。
家族の誰かが近づいても、掃除機が唸っても、チャイの眠りは揺るがない。
「夢の中では、マグロの刺身が食べ放題なんだニャ」
そんなチャイの姿に、家族はつい笑ってしまう。
眠る猫の平和な空気は、部屋の空気までやさしくしてくれる。
今日もチャイは、世界を癒すおひるね番長。
その寝顔に、ちょっとだけ元気をもらって、午後の仕事もがんばれそうな気がする。
…おれの昼寝を邪魔するやつは、肉球パンチだぞ…zzz

