この記事は2026年1月19日時点の情報・AIモデルをもとに執筆しています。今後のアップデートにより、機能や生成結果が変わる可能性があります。
【閲覧にあたっての注意点】
- 画像の再現性と一貫性について: 本記事の画像は、実在しないAI生成イメージです。
- プロンプトについて: 紹介したプロンプトは、全く同一の画像の生成を保証するものではありません。ご参考までにお使いください。
イントロ:順調だったはずなのに、なぜか一匹だけ…
先月、「キラキラした目で見上げる子猫の横顔」をテーマに、同じ基本プロンプトで品種を入れ替えながらAI画像生成をしていました。

アメリカンショートヘア、ブリティッシュ、ベンガル……
どれも問題なく、いい感じ。
ところが――

なんじゃこりゃぁあ!!!
デボンレックスだけ、何度やっても両耳が描かれない!?
角度も問題ない。
フレームにも余裕がある。
他の品種では成功している。
「……何でや!!!」
これまで紹介してきた“片耳欠損”とは少し違う
実は、ねこだてで以前、AI猫画像生成で起きがちな「片耳が欠ける問題」を紹介しました。

多くの場合、
- フレーミングがきつい
- 横顔の角度が極端
- 奥側の耳が隠れる
といった、空間配分のミスが原因です。
ところが今回のデボンレックスは、それらの条件をすべてクリアしていました。
それなのに、何度試しても片耳が欠けてしまう。
リトライ(いわゆるガチャ)でも改善しません。

原因:デボンレックス特有の「概念バイアス」
今回の原因は、
品種特有の特徴とAIの解釈が噛み合ってしまったこと
です。
デボンレックスは、
- 耳が非常に大きい(かつ、耳の付け根が低く、横に張り出す)
- 頭部が小さい
- 特徴的なシルエットを持つ(被毛が短く、輪郭が強調されやすい)
猫種です。
AIはこの特徴を強く認識しているため、
「横顔 × 上を見上げる × 耳を強調する指定」
が重なると、
耳は画面からはみ出すもの
強調されていない片耳は省略してよい
と“思い込んで”しまうことがあります。
この結果、奥側の耳を「見えない」ではなく「存在しない/欠けている」と判断し、誤った画像を生成してしまったのです。
これが単なる構図ミスではない、
AIの先入観(概念バイアス)による空間配分エラー
なのです。
なぜリトライしても直らなかったのか
通常、DALL·Eでは何度か生成し直すことで問題が解消するケースが多いです。
しかし今回は、
- 毎回同じ方向に失敗する
- 他品種では再現しない
- 構図を変えても改善しない
という特徴がありました。
こうなると、
AIが「自分は正しい」と確信して間違えている
状態に陥っています。
この場合、ガチャを回し続けてもなかなか改善しません。
対策:指定を“強める”のではなく“整理する”
今回有効だった対策は、とてもシンプルです。
耳を強調しすぎない。
基本プロンプトに含まれていた「片耳を強調する指定」を見直し、
- 耳の優先順位をつけない
- 代わりに「両耳がフレーム内に収まっている」ことを明示
することで、安定して生成できるようになりました。
改良プロンプト例(デボンレックス向け)
A single small kitten Devon Rex, Cream sitting indoors, looking upward with a bright, curious expression. The kitten’s ears are fully visible and contained entirely within the frame. The mouth has a slight upward curve at the corners, giving a soft, attentive look. The full side profile of the kitten’s head and upper body is clearly visible, with no objects or other animals obscuring it. Soft warm indoor lighting, detailed realistic fur texture, simple and unobtrusive background.
日本語訳:室内で座って、目を輝かせながら上を見上げている、小さなデボンレックスの子猫(クリーム色)を1匹。子猫の耳は、自然なバランスで両方ともはっきりと見えており、どちらの耳もフレームの中にきちんと収まっています。口元は口角がわずかに上がった、やさしく注意深い表情です。子猫の頭から上半身にかけた横顔が、遮るものなくはっきりと見える構図になっています。やわらかく暖かい室内光で、毛並みの質感はリアルで細部まで描写され、背景はシンプルで主張しすぎないものにします。
変更点は「耳の扱い方」だけ。
品種指定や雰囲気は変えていません。
英文プロンプトでは、「耳を強調する」のではなく「両耳がフレーム内に自然に収まっている状態」を明示しているのがポイントです。
結果がこちら。

まとめ:片耳欠損にも“種類”がある
今回の事象はデボンレックスが悪いわけでも、相性が悪いわけでもありません。
生成AI側の“耳が大きい・横顔・強調”という条件の組み合わせを過剰に解釈したことで発生した事故です。
- 片耳が欠ける原因は1つではない
- 空間の問題だけでなく、AIの思い込みが原因になることもある
- リトライで直らないときは、指定の整理が有効
もし
「条件は完璧なのに、毎回同じ失敗をする」
そんなときは、
ガチャ不足ではなく、構造的なエラー
を疑ってみてください。
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