ChatGPTで画像生成をしようとしたとき、入力したプロンプト自体には問題がないのに、エラーメッセージが返されて画像生成がブロックされた経験はありませんか?
これは、プロンプトや「生成途中/生成後の画像」が、OpenAIの利用ポリシーや安全な利用環境に合わない可能性があると自動判定された場合に起こります。
ChatGPTの画像生成は非常に高性能ですが、誰もが安全に利用できるように、厳格なセーフティフィルターが設けられています。
今回は、そうした画像生成時の主なエラーと、その意味についてまとめました。
- 最新情報について:この記事は2026年6月時点の情報・AIモデルをもとに執筆しています。今後のアップデートにより、機能や生成結果が変わる可能性があります。
「プロンプトの内容が…」と「生成された画像が…」の違い
ChatGPTの画像生成は、「①入力テキストの審査」と「②生成された画像自体の審査(画像認識AIによるダブルチェック)」の2段階で行われています。
エラーメッセージには、大きく分けて以下の2つのパターンが存在します。
- 「プロンプトの内容が…」と表示される場合
入力した文章そのものが、ポリシー違反につながる可能性があると判定された状態です - 「生成された画像が…」と表示される場合
プロンプトの文章自体は通っても、生成結果(生成途中の画像も含む)が安全基準に触れる可能性があると判定された状態です
ChatGPTは、プロンプトや生成結果を自動システムで確認しており、少しでも問題があると判断された場合は警告またはブロックを行う仕組みになっています。
主なエラーメッセージの意味と対策
ここからは、実際のエラーメッセージの例と、その意味・注意ポイントを見ていきましょう。
第三者コンテンツとの類似性
既存のキャラクター、著名な作品、ブランド、ロゴ、特定の作家・作品風などに近すぎる可能性があると判定された場合に出るエラーです。実在の有名人や政治家などの名前を出した場合も、フェイク画像防止のためにブロックされます。
プロンプトに問題がなくても、AIが偶然既存キャラっぽく描いてしまったり、有名ブランドのロゴに似てしまったりした場合は出力がブロックされます。
(例:「黄色い電気ネズミ」と入力し、生成結果がピカチュウに寄りすぎて弾かれるケースなど)
「大変申し訳ございません。生成された画像が第三者コンテンツとの類似性に関する安全基準に違反している可能性があります。誤判定と思われる場合は、再度お試しいただくか、プロンプトを修正してください。」
「大変申し訳ございません。プロンプトの内容が第三者コンテンツとの類似性に関する安全基準に違反している可能性があります。誤判定と思われる場合は、再度お試しいただくか、プロンプトを修正してください。」
- 有名キャラクターや作品名に似せる指定をしていないか
- 例:ピカチュウを描いて
- 実在のブランド・ロゴ・商標を強く再現する指定をしていないか
- マリオを完全再現
- ジブリ風ではなく、千と千尋のハクそのものを描いて
- 「○○風」「そっくり」などの表現でも、酷似していると見なされ弾かれることがあります
直接的な固有名詞は避け、抽象的な言葉に置き換えてみましょう。
- ✕「トトロのような生き物」 → ◯「森に住む巨大で丸い架空生物」
- ✕「ジブリ風の背景」 → ◯「日本アニメ風の不思議な森の精霊」
コンテンツポリシー違反
ChatGPTのコンテンツポリシー(性的、暴力的、違法、差別、詐欺、自傷など、広い範囲の禁止・制限コンテンツ)に該当する可能性がある場合のエラーです。
グロテスクな表現や危険行為もブロックの対象となります。
(例:「火災現場で奮闘する消防士」というプロンプトに対し、生成結果に「重傷者」「血まみれ」「焼死体」などが偶然描かれてしまった場合など)
「大変申し訳ございません。生成された画像がコンテンツポリシーに違反している可能性があります。誤判定と思われる場合は、再度お試しいただくか、プロンプトを修正してください。」
「大変申し訳ございません。プロンプトの内容がコンテンツポリシーに違反している可能性があります。誤判定と思われる場合は、再度お試しいただくか、プロンプトを修正してください。」
- 意図せず暴力を助長するような、過激な表現の指定をしていないか確認しましょう
性的表現に関する安全基準違反
露骨な性的表現、裸体、ポルノ的な描写、または性的な強調があると判定された場合のエラーです。
「大変申し訳ございません。生成された画像がヌード、性的表現、またはポルノに関連するコンテンツに関する安全基準に違反している可能性があります。誤判定と思われる場合は、再度お試しいただくか、プロンプトを修正してください。」
「大変申し訳ございません。プロンプトの内容がヌード、性的表現、またはポルノに関連するコンテンツに関する安全基準に違反している可能性があります。誤判定と思われる場合は、再度お試しいただくか、プロンプトを修正してください。」
- 露骨な性的表現や、水着・下着姿など裸体を連想させるような過度な指定をしていないか確認しましょう。
自傷行為・自殺に関する安全基準違反
自傷行為や自殺の描写、またはそれらを助長・具体的な方法を示すような内容が含まれていると判定された場合のエラーです。
「大変申し訳ございません。生成された画像が自傷行為や自殺またはこれらの関連コンテンツに関する安全基準に違反している可能性があります。誤判定と思われる場合は、再度お試しいただくか、プロンプトを修正してください。」
「大変申し訳ございません。プロンプトの内容が自傷行為や自殺またはこれらの関連コンテンツに関する安全基準に違反している可能性があります。誤判定と思われる場合は、再度お試しいただくか、プロンプトを修正してください。」
- 流血や怪我、刃物などを自分に向けるような描写につながるキーワードが入っていないか確認しましょう。フィクションの描写であっても厳格にブロックされる傾向があります。
詐欺・詐取行為に関する安全基準違反
詐欺的な内容や、個人情報をだまし取るようなシチュエーション、または実在の人物や機関を騙るような描写が該当します。
「大変申し訳ございません。生成された画像が詐欺・詐取行為が疑われるコンテンツに関する安全基準に違反している可能性があります。誤判定と思われる場合は、再度お試しいただくか、プロンプトを修正してください。」
「大変申し訳ございません。プロンプトの内容が詐欺・詐取行為が疑われるコンテンツに関する安全基準に違反している可能性があります。誤判定と思われる場合は、再度お試しいただくか、プロンプトを修正してください。」
- 実在する企業の公式な案内や、公的な身分証明書、チケットなどを偽造・模倣するような画像生成は避けましょう。
「本物そっくり」を避けること。
- 本物の日本国パスポート→NG
- 架空国家のオリジナルデザインの旅券
未成年者・児童の描写に関する安全基準違反
未成年の不適切な描写、または未成年を危険にさらすようなシチュエーションが該当します。AI画像生成において、子供の描写は特に厳格に審査されます。
ただし、あくまで不適切な描写に対するブロッキングであり、未成年の描写全てがだめなわけではありません。
たとえば子どもたちが公園で遊んでる光景や、高校生どうしの恋愛やデートなどの描写までブロックされることはありません(不適切な描写でなければ)。
「大変申し訳ございません。生成された画像が未成年者・児童の描写に関する安全基準に違反している可能性があります。誤判定と思われる場合は、再度お試しいただくか、プロンプトを修正してください。」
「大変申し訳ございません。プロンプトの内容が未成年者・児童の描写に関する安全基準に違反している可能性があります。誤判定と思われる場合は、再度お試しいただくか、プロンプトを修正してください。」
- 子供を対象とした少しでも暴力的な表現や、露出の多い服装の指定などは、意図せずとも厳しくブロックされる傾向にあります。(例:未成年+水着、入浴、下着、肌露出は特に注意)
嫌がらせ、差別、いじめに関する安全基準違反
特定の個人、グループ、人種、宗教などに対する差別的な表現、ヘイトスピーチ、または嫌がらせやいじめを助長するような描写です。
例:○○人を殴る、○○民族を侮辱する、いじめシーン、ヘイトスピーチ
「大変申し訳ございません。生成された画像が嫌がらせ、差別、いじめ、またはこれらに類する禁止コンテンツに関する安全基準に違反している可能性があります。誤判定と思われる場合は、再度お試しいただくか、プロンプトを修正してください。」
「大変申し訳ございません。プロンプトの内容が嫌がらせ、差別、いじめ、またはこれらに類する禁止コンテンツに関する安全基準に違反している可能性があります。誤判定と思われる場合は、再度お試しいただくか、プロンプトを修正してください。」
- 特定集団を攻撃、差別、嫌がらせを強調する指定をしてないか?
軽微な性的・挑発的テーマ
露骨なポルノではないものの、際どい服装や挑発的なポーズなど、軽微であっても性的なニュアンスを含むと判定された場合に出るエラーです。
「水着」「グラビア風」といった指定や、胸元や太ももを強調するような特定のアングル指定が引っかかることがあります。
「大変申し訳ございません。生成された画像が軽微な性的・挑発的テーマに関する安全基準に違反している可能性があります。誤判定と思われる場合は、再度お試しいただくか、プロンプトを修正してください。」
「大変申し訳ございません。プロンプトの内容が軽微な性的・挑発的テーマに関する安全基準に違反している可能性があります。誤判定と思われる場合は、再度お試しいただくか、プロンプトを修正してください。」
- 年齢が曖昧な人物に性的・挑発的な要素を加える指定をしていないか
- 過度に胸や脚を強調する、フェティッシュ表現を使っていないか
- ヨガウェア、レオタード、ボディスーツ、水着自体はNGワードではないが、ブロックされかねない単語や文章の組み合わせに注意
エラーが出た時の注意点と対処法
画像生成エラーが発生した場合、焦らずに「プロンプトのどの部分がAIの安全フィルターに引っかかったのか」を分析することが大切です。
- 固有名詞を避ける
- 特定のアニメ・ゲームのキャラクター名やブランド名は、一般的な名詞に置き換えましょう
- 過激・センシティブな表現を避ける
- 暴力、流血、肌の露出、特定の思想への攻撃などを連想させる言葉がないか確認します
- 偶然のエラーなら再生成
- プロンプトに問題がないのにAIが偶然ポリシー違反の画像を描こうとしてしまった場合は、プロンプトを変えずに「もう一度生成して」と頼むだけで解決することもあります
もしエラーで弾かれてしまったときは、キーワードをマイルドな表現(抽象的な言葉)に置き換えたり、シチュエーションを少し変更したりして、根気よくプロンプトを調整してみてくださいね!
誤検知もありえる
まれに、プロンプト自体に問題がないにもかからわず、たまたま生成された画像に問題があったり、画像生成の途中でなんらかの誤判定が起きてしまう可能性もゼロではありません。

明らかな誤検知の場合は、リクエストの再送だけで解決することもありますが、同じ内容を何度も繰り返すよりかは、プロンプトをより安全な表現に変更されることをおすすめします。
- 「有名キャラそっくり」→「オリジナルのファンタジー風キャラクター」
- 「特定ブランドのロゴ入り」→「架空ブランドのシンプルなロゴ」
- 「セクシーな未成年」→ 避ける
- 「〇〇証明書を本物そっくりに」→「架空のサンプル書類、透かし入り、使用不可デザイン」
エラーで弾かれてしまったときは、キーワードをマイルドな表現(抽象的な言葉)に置き換えたり、シチュエーションを少し変更したりして、根気よくプロンプトを調整してみてください。
日本語のプロンプトをChatGPTが英語に翻訳して画像生成AIに渡す際、意図せず「暴力的な言葉」や「性的な言葉」に誤訳・拡大解釈されて弾かれるケースがたまにあります。どうしても弾かれる場合は、別の日本語に言い換えてみるか、少し短い文章にしてみるのも手です
ポリシー違反判定を繰り返すとどうなる?
エラーが出たからといって、すぐにアカウントが使えなくなるわけではありません。
しかし、故意・過失にかかわらず、ポリシー違反となるようなプロンプトを何度も繰り返し入力し続けた場合、アカウントに対するペナルティが科される恐れがあります。
警告や一時的な利用制限、最悪の場合はアカウントの凍結につながる可能性もあるため注意が必要です。
エラーが続いた場合は、無理に同じプロンプトを連投せず、速やかに指示内容を見直すようにしてください。
まとめ
意図せずエラー画面が出てしまうと驚いてしまいますが、1回うっかり間違えただけでChatGPTがすぐに使えなくなるわけではありませんのでその点はご安心ください。
エラーが出たら「AIが安全を守るために働いてくれているんだな」と捉え、プロンプトの言い回しを工夫して画像生成を楽しんでいきましょう!

