ChatGPTだけ猫の前足が消える?またたびプロンプトで起きた不思議な現象を検証してみた

「くんくん…これ、大好きな匂いがするにゃ🌿✨ 窓辺のポカポカ陽気とマタタビで、至福のおやつタイム🐈❤️ #アビシニアン #猫のいる暮らし」Ultra-realistic high-quality photograph of a ruddy Abyssinian cat standing firmly on a plush beige cat tree in a sunlit living room, intensely sniffing a silvervine stick held by a human hand. The cat features a beautifully illuminated ticked tabby coat and focused almond-shaped eyes. The cozy, warm background includes a wooden bookshelf, lush green Monstera plants, and a sofa with a plaid blanket, all softly blurred to emphasize the subject. 柔らかな自然光が差し込むリビングルームで、ベージュのキャットタワーの上にしっかりと四つ足を突っ張って立ち、差し出されたマタタビの木の匂いを熱心に嗅ぐルディカラーのアビシニアン。特徴的なアーモンド型の瞳で真っ直ぐに枝を見つめ、ティクトタビーの美しい被毛が光を受けてなめらかに輝いている。背景には観葉植物のモンステラや木製の本棚、ブランケットが掛かったソファが上品にぼかして配置されており、猫と暮らすリラックスした温かい雰囲気を演出している情景

みなさんこんにちは😸

今回は、前回ご紹介した「またたびに反応する猫たちのシーン&プロンプト集」に関して、あるシーンでChatGPTだけ

「何度やり直しても片方の前足だけ消える」

現象についてのお話です。

なんでこのようなことが起きてしまうのか?

防ぐことはできないのか?

原因と対策を紐解いてみました。

⚠️はじめにご確認ください
  • 最新情報について:この記事は2026年7月時点の情報・AIモデルをもとに執筆しています。今後のアップデートにより、機能や生成結果が変わる可能性があります。
  • 画像について:本記事の画像は、実在しないAI生成イメージです。
  • プロンプトについて:紹介したプロンプト(指示文)は、全く同一の画像が生成されることを保証するものではありません。AIとの一期一会の出会いをお楽しみいただき、ご参考としてお使いください。
INDEX

はじめに

問題のシーンは「マタタビの香りに誘われてキャットタワーから身を乗り出すアビシニアン」

元々は別のプロンプトを用意していたのですが、これがChatGPTとの相性が悪かったようです。

何度生成しても毎回ほぼ片方の前足が消えるのです。

「さすがにプロンプトがおかしいのでは」と思い、念のため同じプロンプトをGeminiとCopilotでも試してみました。

すると結果は予想外でした。

問題が起きたのはChatGPTだけだったのです。

この後、実際に検証した内容をもとに、

  • なぜChatGPTだけ前足が消えるのか
  • どのように改善できたのか

次の章から解説いたします。

問題になったプロンプト

問題の元プロンプトはこちらです。

An Abyssinian cat leaning dangerously far out from a cat tree platform, stretching its neck to sniff a silvervine stick held by a human hand, curious expression.

日本語では、

キャットタワーの台から今にも落ちそうなほど身を乗り出し、人間の手に持たれたまたたびの枝の匂いを嗅ごうと首をいっぱいに伸ばすアビシニアン猫。好奇心あふれる表情。

という内容です。

ごく普通のシーンに見えます。

ところがChatGPTでは、

  • 左前足が消える
  • 肩から胴体へ不自然につながる
  • 前足の位置関係がおかしくなる

という現象が非常に高い確率で(私はほぼ確実に)発生しました。

失敗例がこちら。

「おやつへの執念がすごいっ😹💥 キャットタワーから落ちるギリギリまで身を乗り出すアビシニアンちゃん🐾 #猫のいる暮らし #アビシニアン」Ultra-realistic high-quality photograph of a ruddy Abyssinian cat leaning out from a cat tree to sniff a silvervine stick held by a human hand. While the golden eyes and ticked coat are exquisitely detailed, the image features an unnatural AI artifact where one front paw is completely missing. A Matisse poster, green plant, and black cat figurine decorate the background. 明るいグレーの壁を背に、ベージュのキャットタワーから大きく身を乗り出して人間の持つマタタビの木を嗅ぐルディカラーのアビシニアン。黄金色の瞳とticked tabby(ティクトタビー)の細やかな毛並みが美しく光を反射しているが、身体を支えるべきもう片方の前足が描写されておらず不自然な状態になっている。背景にはマティスのポスター、観葉植物、黒い猫の置物があるハイセンスな空間
ChatGPT Images 2.0で生成
「届きそうで…届かない!💦 好奇心が限界突破しちゃったアビシニアンの必死な横顔がたまらない🐈✨ #猫好きさんと繋がりたい #にゃんすたぐらむ #猫のいる暮らし #アビシニアン」Ultra-realistic high-quality photograph of an Abyssinian cat stretching its neck deeply from a cat tree to sniff a stick. Beautiful large ears and almond eyes are detailed against a background of art and books, but the missing left front paw creates an unnatural floating appearance due to AI generation limitations. キャットタワーの上段から斜め下へ向かって、限界まで首を伸ばし木の枝の匂いを嗅ぐアビシニアン。特徴的な大きな耳とアーモンド型の緑がかった瞳が印象的。背景にはマティスの絵画と観葉植物、数冊の本が並ぶが、力強く伸びた右前足に対して左前足が完全に消失しており、空中に不自然に浮遊しているような違和感がある
ChatGPT Images 2.0で生成
「おやつに全集中👀✨ 匂いチェックに余念がないアビシニアンちゃん、後ろの猫ポスターも気になっちゃう?🐾 #おやつタイム #猫好きさんと繋がりたい #にゃんすたぐらむ #猫のいる暮らし #アビシニアン」Ultra-realistic high-quality photograph of an Abyssinian cat leaning closely to touch its nose to a silvervine stick. Features highly realistic whiskers and amber eyes, backed by a vintage cat chart poster, though it suffers from an unnatural missing front paw, typical of structural AI artifacts. 白いキャットタワーから身を乗り出し、人間の持つマタタビの木に鼻先をぴったりとくっつけるアビシニアン。ピンと張った白いヒゲや琥珀色の瞳のリアリティが素晴らしいが、タワーの縁を掴むべき前足が一本しかなく、解剖学的に不自然な構図となっている。背景には猫の品種を描いたアンティーク調のポスター(FELIS SILVESTRIS CATUS)が飾られている
ChatGPT Images 2.0で生成
「素晴らしいストレッチ!🐈💨 エジプト神話の猫神様みたいな美しいシルエットでおやつをクンクン🌿✨ #猫部 #おやつタイム #猫好きさんと繋がりたい #にゃんすたぐらむ #猫のいる暮らし #アビシニアン」Ultra-realistic high-quality photograph of an Abyssinian cat reaching down from a cat tree towards a stick on the lower left. Displays a beautiful back arch and high tail, with a Bastet cat art piece in the background, but visibly lacks one front paw, creating an unnatural anatomical posture. 画面右側のキャットタワーから左下に向かって大きく身を乗り出し、枝の匂いを嗅ぐアビシニアン。高く上がった尻尾と背中の美しいアーチがしなやかだが、右前足のみが下へ伸び、左前足が完全に消滅しているため不自然な姿勢となっている。背景にはエジプトのバステト神の額装絵と、ボタニカル柄のカーテンが配置されている
ChatGPT Images 2.0で生成

前足が隠れてるというにはどれも不自然です。

他の生成AIではどうだったのか

同じプロンプトをそのまま使用し、

  • Gemini
  • Copilot

でも生成してみました。

結果はどちらも自然な仕上がりで、両前足は問題なく描かれていました。

「おやつ欲しさに重力を無視?!😹タワーから限界まで伸び〜るアビシニアンのしなやかボディが美しすぎる✨ #猫のいる暮らし #アビシニアン #猫好きさんと繋がりたい #にゃんすたぐらむ」Ultra-realistic high-quality photograph of a ruddy Abyssinian cat leaning horizontally from a plush beige cat tree in a sunlit living room. The cat stretches its neck to sniff a silvervine stick with curious gold-green eyes, its two front paws hanging down naturally over the edge. The softly blurred background features a cozy sofa and elegant home interior. 窓からの自然光が優しく差し込むリビングで、ベージュのキャットタワーから水平に美しく身を乗り出すルディカラーのアビシニアン。ゴールドグリーンの瞳をきらめかせ、2本の前足をだらりと下ろす自然なポーズで、人間の手から差し出されたマタタビの木の匂いを真剣に嗅いでいる。背景にはシックなソファや室内インテリアが上品にぼかされ、猫のしなやかなシルエットを引き立てている情景
Geminiで生成
「この匂い、たまらにゃい…!鼻先をヒクヒクさせてマタタビをロックオンする、真剣すぎるおめめにキュン🥺❤️ #猫のいる暮らし #アビシニアン #猫好きさんと繋がりたい #にゃんすたぐらむ」Ultra-realistic high-quality photograph of an Abyssinian cat crouching on a cat tree platform, both paws resting firmly on the plush edge. The vertical close-up captures its intensely curious green eyes and finely detailed whiskers sniffing a silvervine stick against a warm, softly blurred indoor background with beautiful light bokeh. 温かみのある室内ライトの中、キャットタワーの縁に両前足を綺麗に揃えてかけ、身を乗り出すアビシニアンのダイナミックなクローズアップ。輝く大きなグリーンアイでおやつをじっと凝視し、愛らしい鼻先をマタタビの木に近づけている。ルディカラーの密度の高い美しい被毛の質感やピンと張った白いヒゲがリアルに描写され、背景には温かい光のボケが優しく広がっている情景
Copilotで生成

一方、ChatGPTでは何度生成しても同じような破綻が繰り返されました。

今回の検証では、

この現象が安定して再現したのはChatGPTだけでした。

ChatGPTでは何が起きていたのか

今回の構図では、本来なら猫は両前足でキャットタワーに踏ん張りながら、首だけを限界まで伸ばしています。

つまり、このシーンでは両前足が描かれていて当然です。

ところがChatGPTでは、

  • キャットタワー
  • 猫の肩
  • 両前足
  • 人間の手
  • またたびの枝
  • 鼻先

といった要素が前半身へ集中すると、片方の前足を十分に描画できず、省略されたような状態になることがありました。

さらに、

  • 今にも落ちそうなほど身を乗り出す
  • 首をいっぱいに伸ばす

という姿勢も重なるため、前脚周辺の描写が崩れやすくなります。

一方でGeminiやCopilotでは、この構図でも両前足が自然に維持されていました。

今回の検証結果から見る限り、ChatGPTはこのような構図で前脚の情報を保持することが苦手であり、その結果として片方の前足が欠落しやすくなると考えられます。

これは「前足が隠れている」のではありません。

本来見えているはずの前足が、描画の途中で省略されてしまう現象です。

どう改善できたのか

このシーン自体を変更する必要はありませんでした。

効果があったのは、

前脚の状態をChatGPTへ具体的に伝えること

でした。

採用した改善版プロンプトはこちらです。

An Abyssinian cat leaning dangerously far out from a cat tree platform, stretching its neck to sniff a silvervine stick held by a human hand, curious expression. Both front paws remain firmly planted on the platform while stretching forward. Both forelegs are fully visible from shoulder to paw, with clearly defined shoulders, elbows, wrists, and paws, maintaining natural feline anatomy and realistic weight distribution. Photorealistic, highly detailed, soft indoor lighting.

追加したのは、

  • 両前足は台に接地している
  • 両前脚は肩から足先まで見えている
  • 肩・肘・手首・前足が明瞭に描かれている
  • 自然な骨格と体重のかかり方を保つ

という情報だけです。

シーンそのものは一切変更していません。

結果

改善版では、

  • 前足の欠落は解消
  • 前足の位置関係も自然
  • 「今にも落ちそうなほど身を乗り出す」という雰囲気も維持

という結果になりました。

最終的には、この改善版をプロンプト集へ採用しました。

今回わかったこと

今回の検証で分かったことをまとめると、

  • このプロンプトはGeminiやCopilotでは問題なく生成できた
  • ChatGPTでは、この構図で片方の前足が欠落する現象が高い確率で発生した
  • 特に、身を大きく乗り出し、人の手へ向かって首を伸ばす構図では前脚の描写が崩れやすい
  • 両前足の接地、肩・肘・手首・前足まで明示すると大きく改善した

同じ現象で困っている方へ

もし、

  • 何十枚生成しても前足が一本消える
  • 左前足だけ何度も欠落する
  • プロンプトを書き直しても改善しない

という状況なら、今回と同じ現象かもしれません。

その場合は、シーンを変更する前に、

前脚の接地状態や関節の位置を具体的に指定する一文

を追加してみてください。

少なくとも今回の検証では、それが最も効果的な改善方法でした。

まとめ

画像生成AIには、それぞれ得意な構図と苦手な構図があります。

今回検証した「キャットタワーから身を乗り出して、またたびの枝の匂いを嗅ごうとする猫」のシーンでは、ChatGPTだけが片方の前足を省略してしまう現象が確認できました。

同じ症状で悩んでいる方は、プロンプトを一から作り直す必要はありません。

前脚の状態を少し具体的に補足するだけで、ChatGPTでも大きく改善できる可能性があります。

この記事が、同じ現象で困っている方の解決につながれば幸いです。

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この記事を書いた人

猫好き・旅好きでAI画像生成に夢中。地方をICTでつなぐサイト「たかみかん」を運営中。日常の小さなきらめきをすくいあげています。気づけば「猫、みかん、ICT」この3つで暮らしが回っています。

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