朝の光が差し込む窓辺に、ひときわ存在感を放つガラスボウル。
中を覗くと、ふわふわの毛並みをまとったメインクーンが、見事なフィット感で丸くなっている。
サイズ感は気にしない。
彼にとっては「収まるかどうか」ではなく「収めるかどうか」なのだ。
このボウル、もとは果物用だったはずが、いつの間にか猫専用の玉座に。
通りすがりの人間たちは「どうやって入ったの?」と首をかしげるが、本人はいたって自然体。
むしろ「ここが落ち着くんだよね」と言わんばかりの表情で、堂々と鎮座している。
毛の流れがガラス越しに透けて見えるのもまた美しい。
長毛種ならではのボリュームが、ボウルの曲線と絶妙に調和して、静かな存在感を放っている。
今日もこの場所で、静かに世界を眺めている。
誰にも邪魔されず、誰にも媚びず。
ただ、ボウルの中で完結する小さな王国の主として。
このサイズ感、計算済みだから

