「昨日できたんだから、今日もできるニャ!」~続・ごはんをめざす子猫の大冒険〜

「ふてくされニャんこ。」落下の衝撃から立ち直れず、床に座り込む子猫。 目は細く、口元はむすっと閉じ、耳は少し外向き。その表情は「もう知らニャい」と言わんばかり。 テーブルの上には、まだ手つかずのごちそう。でも今のこの子には、挑戦する気力すら残っていないようです。

昨日のぼくは、すごかった。

高いテーブルに登って、ごちそうを食べて、へそ天で寝て。

あれは、ぼく史上最高の一日だったと思う。

だから今日も、同じようにやれば、きっとまたうまくいく。

そう信じて、ぼくはテーブルの下に立った。

高さは変わってない。

ごちそうも、同じ白いお皿に乗ってる。

違うのは、ぼくの気持ちだけ。

昨日できたんだから、今日もできるニャ!

木製テーブルの縁に前足をひっかけて必死に登ろうとする小さなキジトラ子猫。後ろ足は宙に浮き、目はごちそうを見つめている

前足をぐっと伸ばして、テーブルの縁にひっかける。

後ろ足はぷらぷら、でも昨日の記憶がぼくを支えてくれる。

…はずだった。

ニャっ…!

前足が外れ、宙に浮いた状態で落下する小さなキジトラ子猫。驚いた表情と伸びた足が、落下の瞬間をとらえている

左前足が外れた。

右前足も、昨日ほど力が入らない。

体は宙に浮き、目はまだごちそうを見つめてる。

…ぽすん。

床に着地したぼくは、しばらく動けなかった。

昨日のぼくは、どうやって登ったんだろう。

あれは奇跡だったのかもしれない。

座り込んで、テーブルの上を見上げる。

ごはんは…遠かったニャ…😿

テーブルの下で座り込み、不機嫌そうに見上げる小さなキジトラ子猫。昨日とのギャップに戸惑っている様子が伝わる

ごちそうは、そこにある。

でも、今のぼくには、ちょっと遠い。

「昨日のぼく、すごかったニャ…」

今日は、静かに座って考える日。

でも、また挑戦する日が来る。

その時は、もっと慎重に。もっと空腹で。

そう心に決めて、ぼくはじっとテーブルを見つめ続けた。

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この記事を書いた人

猫好き・旅好きでAI画像生成に夢中。地方をICTでつなぐサイト「たかみかん」を運営中。日常の小さなきらめきをすくいあげています。気づけば「猫、みかん、ICT」この3つで暮らしが回っています。

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