朝の光が差し込むリビングの隅っこ。
そこに並ぶのは、青、緑、黄色、透明…色とりどりのビー玉たち。
そこへ、ふわふわのキジトラ子猫がそろりと登場。
鼻先をビー玉に近づけて、じっと観察。
触れるか触れないかの距離で、前足がふわりと浮く。
ビー玉は静かに光を反射しながら、子猫の瞳に映り込む。
一つ、また一つ。
転がしてみると、カランと音がして、子猫の耳がぴくりと動く。
動きに合わせて、尻尾もゆらり。
ビー玉の軌道を追いながら、子猫は何度も首をかしげる。
どうしてこんなに丸くて、つるつるしてて、転がるんだろう?
転がるビー玉を見て、子猫はまた前足を動かす。
誰かに教えてもらう必要なんてない。
この瞬間が楽しい。
それだけで十分。
ビー玉たちと子猫の静かな時間は、今日の始まりにぴったりだった。
これ、転がるけど…どこまで行くのかニャ?

