障子の下に小さな穴が開いている。
そこから顔を出したのは、まだ幼さの残る子猫。
畳の上にちょこんと座り、好奇心いっぱいの瞳で部屋の中を覗き込んでいる。
静かな和室に、思いがけない訪問者が現れた瞬間だ。
障子の白い紙と木の格子は整然としているのに、その一角だけが小さな冒険の入り口になっている。
子猫は鼻をひくひくさせ、耳をぴくりと動かしながら、向こう側の世界を確かめている。
誰かが気づいてくれるのを待っているのか、それとも自分だけの秘密を楽しんでいるのか。
障子の穴はほんの少しの隙間にすぎないのに、そこから広がる物語は無限だ。
和室の静けさと子猫の無邪気さが重なり、日常の中に小さな笑いと温もりを運んでくれる。
ねぇねぇ、そこで何してるの?

