冬の夜、外はしんしんと冷え込み、窓の外には白い息が漂う。
けれど、この部屋の中は別世界。
暖炉の炎がぱちぱちと音を立て、オレンジ色の光が壁や天井をやさしく染めている。
毛布の上では、クリーム色のペルシャ猫が小さく丸まり、まるで毛糸玉のように静かに眠っていた。
ふわふわの毛並みはランプの光を受けて金色に輝き、時折、夢の中で小さく耳がぴくりと動く。
炎の揺らめきと猫の寝息が、部屋全体を包み込むように調和し、時間の流れをゆっくりと溶かしていく。
外の寒さも、日々の慌ただしさも、この瞬間だけは遠くに置き去り。
ここには、ただ「ぬくもり」と「やすらぎ」だけがある。
そんな冬の魔法を、この小さな寝顔が教えてくれる。
今日はもう、夢の国から帰らないにゃ…

