いくらプロンプトを調整しても、なぜか特定のポーズやシチュエーションになると「片耳だけが神隠しに遭う」……。
画像生成AIで猫を作っている方なら、一度はそんな経験があるのではないでしょうか?
前回の記事では、この「片耳消失現象」が起こる原因と両耳をきれいに生やすための対策ノウハウを解説しました。

しかし、本編記事公開後も、猫ちゃんの画像を生み出す過程で続々と「片耳行方不明シーン」が集まってしまいました……!
そのままお蔵入りさせるにはあまりにも惜しい、どこか愛嬌があってクスッと笑える(あるいはちょっとホラーな?)猫たちの失敗画像を、スピンオフ企画として一挙にご紹介します。
- 最新情報について:この記事は2025年11月時点の情報・AIモデルをもとに執筆しています。今後のアップデートにより、機能や生成結果が変わる可能性があります。
- 画像について:本記事の画像は、実在しないAI生成イメージです。
- プロンプトについて:紹介したプロンプト(指示文)は、全く同一の画像が生成されることを保証するものではありません。AIとの一期一会の出会いをお楽しみいただき、ご参考としてお使いください。
【実録】片耳が欠けてしまった猫たちのシーンまとめ
AIが「おや、ここに耳は要らないな?」と勘違いしてしまった、愛おしき失敗作たちをご覧ください。
エントリーNo.1:キャットタワーを登るアメリカンショートヘア
まずは、この記事を書くきっかけにもなった、片耳が消えた典型的な1枚です。

- シチュエーション:窓辺の大きなキャットタワーで遊ぶ2匹のアメショの子猫
- AIのやらかしポイント:上の子は完璧な可愛さなのに、下から一生懸命登っている子の左耳が根元からスッパリ消えています。アングル的には確実に見えているはずの角度ですが、キャットタワーの支柱のラインや背景の光にAIの推論が負けてしまったようです。「耳がない以外は完璧」なだけに、なんとも惜しい1枚!
エントリーNo.2:大きなお口であくびをしている子猫(背景同化)
続いては、雨粒が流れる窓辺で、街灯の灯りがにじむ夜の街を見つめながらあくびをする子猫の幻想的なシーン……のはずだった1枚。

- シチュエーション:夕暮れの光が差し込む窓辺で、お口を大きく開けて、愛らしくあくびをしているキジトラの横顔
- AIのやらかしポイント:あくびによって顔の筋肉や輪郭が大きく変形したためか、AIが頭部の正確な形状を見失ってしまったようです。開いた口のインパクトに引っ張られ、奥の左耳の存在が完全に忘れられ、滑らかな頭のラインへと変化してしまいました。
エントリーNo.3:ノートパソコンの上で寄り添う長毛種の親猫とキジトラ子猫
デスクワークの癒やし風景を描こうとしたら、AIがディスプレイに気を取られたケースです。

- シチュエーション:ノートパソコンのキーボードの上で、気持ちよさそうに眠る長毛種の親猫と、その背中で寄り添って眠るキジトラの子猫
- AIのやらかしポイント:パソコンのディスプレイの「四角いフレーム」を強く意識しすぎたせいか、猫の耳の三角形がディスプレイの角に負けてしまい、右耳が消滅したように見えます。AIは直線や人工物を描くのが得意な反面、生き物の滑らかな曲線と人工物が重なると、人工物の描写を優先して耳を削ってしまうことがあります。
エントリーNo.4:親離れのための緊迫した突き放しシーン(境界線パニック)
緊迫感のあるドラマチックな一瞬を描写しようとした際に発生したエラーです。

- シチュエーション:室内でソマリの母猫が子猫に対して親離れを促すために頭突きで突き放している(拒絶している)シーン
- AIのやらかしポイント:2匹の頭が接近した結果、子猫の右耳が完全に消失してしまいました。生き物が重なり合う構図は、AIが耳の輪郭を見失いやすい鬼門のシチュエーションのようです。
まとめ:失敗画像は「AIのくせ」を知る宝の山
こうして並べてみると、AIがどんな構図や背景のときに「耳の描写をサボりやすいか」がよく見えてきますね。
単なるエラー画像ではありますが、AIの思考のクセが透けて見えて、どこか愛おしさすら湧いてきます。
「うちのAI猫も片耳が消えまくって困る!」
「失敗画像じゃなくて、ちゃんと両耳が揃った可愛い猫を描きたい!」
という方は、ぜひ以下の本編記事を参考にしてみてください。
プロンプトに「ある一言」を加えるだけで、この片耳消失バグを劇的に減らすことができる具体的なテクニックを解説しています!

(おまけ)まだまだ続く、片耳が欠けてしまったシーンまとめ
ここからはおまけコーナー。
猫画像生成の過程で生み出された片耳が消えた猫たちの画像を、ひたすらご紹介します。
失敗作が生成され次第、随時追加いたしますが、想像以上に片耳が描かれない画像がたくさん出来上がってしまいました。
Copilotで生成
おもちゃの羽根が優先された結果、耳が描写されなかったようです

左耳が右耳に隠れているというには不自然です。



ChatGPTで生成
























耳以外の部位が欠けてしまったシーンまとめ
オクルージョンは耳以外の部位でも発生する可能性が十分あります。
前足
前足が隠れてると言えなくもないですが、微妙です。



しっぽ
尻尾が消えてしまってます。キャットタワーの上で後ろ足を伸ばす構図にするとしっぽが消えてしまうことがあります。これも典型的なAIのくせでしょうか。


目
チョウチョに右目が全部隠れているとも言えなくはありませんが、右目がオクルージョンで描写しなかったようにも見えます。

