朝の光が差し込むダイニングテーブルの上に、焼きたてのパンが一枚置かれている。
香ばしい香りが部屋いっぱいに広がり、その匂いに誘われるように小さなラグドールの子猫がテーブルの端から顔をのぞかせた。
青い瞳はパンに釘付けで、鼻先は今にも触れそうなほど近づいている。
柔らかな毛並みが光を受けてふんわりと輝き、長いひげが小さく震えるたびに、子猫の心の高鳴りが伝わってくるようだ。
テーブルの向こうに広がる世界はまだ未知で、パンの存在は小さな冒険の入り口。
椅子の影や木目の温もりが背景となり、子猫の好奇心をやさしく包み込む。
人間にとっては何気ない朝食のひとときも、子猫にとっては大発見の瞬間。
パンと子猫の距離が縮まるたびに、日常の中に潜む小さなドラマが鮮やかに浮かび上がる。
これ、ぼくの分もあるよね?

