夕方の柔らかな光が部屋に差し込み、木の床に温かな色を落としていた。
静かな空気の中、引き戸の向こうから小さな気配が近づいてくる。
やがて、すっと現れたのは一匹の子猫。
縁に前足をかけ、顔を半分だけのぞかせている。
大きな青緑の瞳は光を映し込み、驚きと好奇心が入り混じった表情を浮かべていた。
口を少し開けて息をのむような仕草は、初めて見る世界に胸を高鳴らせている証。
耳はぴんと立ち、ひげは小さく震えている。
扉の向こうには、まだ知らない景色や音が広がっているのだろう。
小さな体で一歩を踏み出す勇気を探しながら、子猫はその場にとどまり、こちらをじっと見つめている。
安心と冒険心の狭間で揺れる瞬間は、見る者の心を温かく包み込み、日常の中に小さな物語を添えてくれる。
ここに何があるのかな?ドキドキするけど、ちょっと見てみたいにゃ!

